ミックスプラン

皆さんもご存知のとおり、全期間固定と変動金利は正反対の性格なのです。どちらかがトクをすれば、どちらかは確実に損します。

つまりプラスとマイナスの関係ですから、何ら得することはありません。そもそも、ミックスプランは、美味しいとこどり的に勝手に都合良く解釈しているだけで、中途半端な計画です。

ミックスにしたとき、金利変更の可能性のある変動金利は借入額が少なくなっています。実は少し金利が上昇した程度では、残高が少ないのですから大きな利息負担になりません。

つまり、ミックスにして、変動金利１本で借りた場合よりも、当初余計に支払った利息を回収するためには、金利がとてつもなく上昇しないといけないのです。
変動金利を少なくしたことが、かえって足かせになってしまいます。
ここでも短期間での金利急上昇が前提条件です。
しかし、その前提条件ならば、ミックスさせるより長期固定金利の方が良いでしょう。

すなわち、きちんと方針を立てられればミックスという結論にはなりません。